Ubuntu 25.10 “Questing Quokka”の開発
Ubuntu 25.
Launchpad側の準備、
これまでの定番ではこのタイミングでしばらくの期間、
questingの最初のアクションとしてお目見えしたのは、
- これまでのcoreutilsは、
「gnu-coreutils」 という新しいパッケージに置き換えられる。 - これまでのcoreutilsに含まれるバイナリは、
「gnu」 という接頭辞が付けられる。たとえばcpコマンドは 「gnucp」 となる。 - Rust版のcoreutilsは
「rust-coreutils」 というパッケージとして導入される。 - 2つのcoreutilsのスイッチのために、
「coreutils-from-gnu」 と 「coreutils-from-uutils」 を切り替えて使う。 - いくつかの依存関係の黒魔術[1]を駆使することで、
アップグレード時にcoreutilsパッケージはGNU版からRust版に置き換えられる。 - Rust版のほうが18MBほどサイズが大きいので
(7MBから25MBへの増加)、 DockerやChiselなどを前提にした 「サイズの小ささが重要」 なワークロードにおいては、 デフォルトはGNU版が用いられる。
AmpereOneのSoC Certification
Ubuntuの活躍の場がますます広がりそうです。AmpereとCanonicalが協業のマイルストーンとして、
その他のニュース
- Ubuntu 20.
04 (focal) の通常サポート期間 (5年間) の終了に伴い、 Extended Security Maintenance (ESM) の提供予定が宣言されています。具体的なタイミングとしては5月29日で、ここからはESM (おおむねUbuntu Proと同義) を契約していなければ、 セキュリティアップデートの入手ができなくなります。そのため、 Ubuntu Proへの切り替えか、 もしくはより新しいリリースへのアップグレードが必要となります。
今週のセキュリティーアップデート
usn-7434-1:Perlのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009234. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-56406を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7435-1:Protocol Buffersのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009235. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-7254を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7436-1:WebKitGTKのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009236. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-54551, CVE-2025-24208, CVE-2025-24209, CVE-2025-24213, CVE-2025-24216, CVE-2025-24264, CVE-2025-30427を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
WebKitGTKを利用するアプリケーションを再起動してください。
usn-7437-1:CImg libraryのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009237. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2022-1325, CVE-2024-26540を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7161-3:Dockerのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009238. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。 - CVE-2024-41110への修正が周辺ライブラリのみで、
docker. io側に適用されていませんでした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7438-1:7-Zipのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009239. html - Ubuntu 24.
04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-52168, CVE-2023-52169を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。
usn-7439-1:QuickJSのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009240. html - Ubuntu 24.
04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-48183, CVE-2023-48184, CVE-2024-33263を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7442-1:Rubyのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009243. html - Ubuntu 18.
04 ESM・ 16. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-49761, CVE-2025-27219, CVE-2025-27220, CVE-2025-27221を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7443-1:Erlangのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009244. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS・ 20. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-32433を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
任意のコマンドの実行が可能でした。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。
usn-7440-1:ImageMagickの再アップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009245. html - Ubuntu 20.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-34151を修正します。 - usn-6200-2での修正が不十分でした。
- 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。