Ubuntu Weekly Topics

Ubuntu 25.04(plucky)開発; リリースまで一週間⁠OrangePi RV2用の開発者用イメージ

plucky(Ubuntu 25.04)の開発; リリースまで一週間

pluckyの開発はリリース日である4月17日に向けて、各種コンポーネントのFinal Freezeされ、QAとリリースノートの仕上げが開始されています。

現状のリリースノートは作業の途上であり、25.04と24.10の記述が入り交じったものになっています。⁠新機能のように見えるがそれは24.10で初出」といったものも紛れており、まだ読み込むのに適した状態ではありませんが、25.04の姿を把握するという意味では確認しておくと良いでしょう。今回は基本的には「GNOME 48に更新されました」⁠カーネルが更新されました」⁠各種アプリケーションがアップデートされました」といった風情で、最大の目玉としてArm64 Desktop ISOにおけるSnapdragon X Eliteのサポートが注目されるというノリです。

なお、リリースのたびの「お約束」として、OpenStackのリリース版はリリース後に更新される形になりますし、GNOME 48.1はおそらく間に合わない(のですが、Mutter 48.0にバグが多いので48.1を先行して導入)といった形の対応が行われ、⁠いつものように」慌ただしい空気が広がっています。

OrangePi RV2用の開発者用イメージ

Canonicalのblogにおいて、OrangePi RV2の開発者用イメージの提供がアナウンスされています。

OrangePi RV2は、RISC-VベースのKy X1を搭載したシングルボードコンピューターで、いわゆる「Raspberry Piと同じサイズ」の廉価なデバイスです。典型的なRISC-Vベースの(コスト重視の)デザインとはやや異なり、 PCIe2.0、USB3.0を搭載しギガビットイーサネットを搭載する、RVA22をサポートする8コアCPUと2TOPSの「AIアクセラレーター」を利用できるかなりパワフルな設計となっています[1]

Ubuntuのイメージの提供はUbuntu側のサイトからではなく、Orange PiのサイトからUbuntuのイメージをダウンロードする形になっています。具体的な利用アプローチは「イメージをダウンロードしてSDカードに展開してボードに挿して電源を入れるだけ」というもので、あとはRISC-VベースのUbuntuが使えるという手頃なものとなっています。

具体的な用途としては教育用とプロトタイプ、そしてML/AI文脈のエッジデバイスとしての利用が想定されています。メモリは2・4・8GBから選択でき、30~70USDほどの価格帯で入手できる構成となっており、⁠趣味に利用する」という前提であれば非常に良い選択肢になりそうです。RISC-Vベースのコンピューターに興味がある場合、手を出してみると良さそうです。

その他のニュース

  • Anbox Cloudを用いてAndroid Automotive OS(AAOS)やAndroid OpenSource Project(AOSP)上で動作するアプリケーションやVehicle Hardware Abstraction Layer(VHAL)の切り替えをテストする方法。いわゆる「Androidベースの車載アプライアンス」の開発の機会がある場合は思い出せると良さそうです。

今週のセキュリティーアップデート

usn-7285-2:nginxのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009189.html
  • Ubuntu 24.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-23419を修正します。
  • usn-7285-1のUbuntu 24.04用パッケージです。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7261-2:Vimのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009190.html
  • Ubuntu 24.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-24014を修正します。
  • usn-7261-1のUbuntu 24.04用パッケージです。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7406-1:Linux kernelのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009191.html
  • Ubuntu 22.04 LTS・20.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7406-2:Linux kernel (FIPS)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009192.html
  • Ubuntu 22.04 LTS(Ubuntu Proのみ)用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7406-3:Linux kernel (Real-time)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009193.html
  • Ubuntu 22.04 LTS(Ubuntu Proのみ)用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7407-1:Linux kernel (HWE)のセキュリティアップデート

usn-7408-2:Linux kernel (FIPS)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009195.html
  • Ubuntu 20.04 LTS(Ubuntu Proのみ)用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7408-1:Linux kernelのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009196.html
  • Ubuntu 20.04 LTS・18.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7409-1:RubySAMLのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009197.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS(Ubuntu Proのみ⁠⁠・22.04 LTS(Ubuntu Proのみ⁠⁠・20.04 LTS(Ubuntu Proのみ⁠⁠・18.04 ESM・16.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-25291, CVE-2025-25292, CVE-2025-25293を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、DoS・認証の迂回が可能でした。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7413-1:Linux kernel (IoT)のセキュリティアップデート

usn-7406-4:Linux kernel (Azure FIPS)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009199.html
  • Ubuntu 22.04 LTS(Ubuntu Proのみ)用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7411-1:OpenVPNのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009200.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-2704を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、DoSが可能でした。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。

usn-7412-1:GnuPGのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009201.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS・22.04 LTS・20.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-30258を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、以降のキーインポートを拒絶させるDoSが可能でした。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7414-1:XZ Utilsのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009202.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-31115を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・DoSが可能でした。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7415-1:Linux kernelのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009203.html
  • Ubuntu 14.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2021-47119, CVE-2021-47122, CVE-2021-47483, CVE-2024-56595, CVE-2024-56600, CVE-2024-56658を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7402-3:Linux kernel (NVIDIA)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009204.html
  • Ubuntu 24.04 LTS・22.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-50302, CVE-2024-53063, CVE-2024-53140, CVE-2024-56595, CVE-2024-56598, CVE-2024-56658, CVE-2024-56672, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7416-1:Kamailioのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009205.html
  • Ubuntu 20.04 LTS(Ubuntu Proのみ⁠⁠・18.04 ESM・16.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2016-2385, CVE-2018-14767, CVE-2020-28361を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・DoSが可能でした。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、Kamailioを再起動してください。

usn-7417-1:libdbd-mysql-perlのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009206.html
  • Ubuntu 14.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2016-1249, CVE-2016-1251, CVE-2017-10788, CVE-2017-10789を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、DoS・任意のコードの実行・サーバーの偽装が可能でした。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7410-1:Tomcatのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009207.html
  • Ubuntu 22.04 LTS・20.04 LTS・18.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-44487を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、DoSが可能でした。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。

usn-7418-1:Rubyのセキュリティアップデート

usn-7419-1:Vimのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009209.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS・22.04 LTS・20.04 LTS・18.04 ESM・16.04 ESM・14.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-1215, CVE-2025-26603を修正します。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7408-4:Linux kernel (HWE)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009210.html
  • Ubuntu 18.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7406-5:Linux kernel (NVIDIA)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009211.html
  • Ubuntu 22.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7420-1:Linux kernel (Azure)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009212.html
  • Ubuntu 22.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-42069, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7421-1:Linux kernel (Azure)のセキュリティアップデート

usn-7408-3:Linux kernel (FIPS)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009214.html
  • Ubuntu 20.04 LTS(Ubuntu Proのみ)用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-6885-4:Apache HTTP Serverの再アップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009215.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS・22.04 LTS・20.04 LTS・18.04 ESM・16.04 ESM用のアップデータがリリースされています。
  • usn-6885-1の更新において、期待よりも過剰な抑制が行われてしまっていました。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7422-1:FIS-GT.Mのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009216.html
  • Ubuntu 22.04 LTS(Ubuntu Proのみ⁠⁠・20.04 LTS(Ubuntu Proのみ⁠⁠・18.04 ESM・16.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2021-44492, CVE-2021-44498, CVE-2021-44500, CVE-2021-44502, CVE-2021-44506, CVE-2021-44508, CVE-2021-44509, CVE-2021-44510を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、DoSが可能でした。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

usn-7402-4:Linux kernelのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009217.html
  • Ubuntu 24.04 LTS・22.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-50302, CVE-2024-53063, CVE-2024-53140, CVE-2024-56595, CVE-2024-56598, CVE-2024-56658, CVE-2024-56672, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7406-6:Linux kernel (NVIDIA Tegra IGX)のセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009218.html
  • Ubuntu 22.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798を修正します。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、システムを再起動してください。
  • 備考:ABIの変更を伴いますので、カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ(標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど)は依存性により自動的にアップデートされるため、通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。

usn-7423-1:GNU binutilsのセキュリティアップデート

  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2025-April/009219.html
  • Ubuntu 24.10・24.04 LTS・22.04 LTS・20.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-1153, CVE-2025-1176, CVE-2025-1178, CVE-2025-1181, CVE-2025-1182を修正します。
  • 悪意ある入力を行うことで、メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・DoSが可能でした。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

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