前回の続きです。今回は、rabbit r1を1週間ほど使った印象をお届けします。
今のところrabbit r1の限界がどの程度で、これに合わせて人がどう動くのが良いのか理解が進んでいません。使い始めて不満に感じた部分を見つけると、試行錯誤を始めて時間を吸い取られることが多々あります。
たとえば、本稿の執筆中も内容検証のために触り始めた結果、原稿はそっちのけで
試行錯誤の多くは
連れ出せる環境を整える
手が届く範囲に置いて理解を深める機会を増やさないと、宝の持ち腐れになると考えて環境を整え始めています。手始めに、シリコンケースを購入して、これにストラップを付けてラフに持ち歩ける状態にしています。

もう1つ、IIJmioのSIMが使えないのは、rabbit incのサポートに連絡はしてみましたが、その後の動きはなく変わりはありません。
現状
どう使っているのか
今の段階では、日常使いでハマるシーンが限られているように感じています。たとえば、翻訳機能は有用ですが普段使いするような生活はしていません。また、カメラで撮影した内容を調べる機能も、普段から身の回りに知らないものが溢れているわけではありません。
とは言え、アラームやリマインダー、そして、メモは筆者の利用範囲ではうまくハマるのでご紹介します。
前提として、どれも重要なケースで使っているのではなく、たとえば、仕事を進めている最中でやったほうがより良い結果になるようなケースを記録したい場合などで使っています。
こうしたケースは、身の回りにあるノートや付箋などに書き留めていたような内容でした。rabbit r1を使えば、音声操作で完結するので、手間をかけることなく手軽に使える印象を持っています。
これらの内容は、デバイスで振り返ることができます。
たとえば、リマインダーは
メモは、扱いが特殊なのか
やり取りのすべては、Webサービス

journalを検索することもできて、検索ボックスにキーワードを入力すれば、該当のやり取りが表示されます。
また、デバイスではすべてのメモを一覧表示ができませんが、検索ボックスに
ICレコーダとしての活用も模索中
rabbit r1をアラーム、リマインダー、メモ専用デバイスとするのはもったいないので、レコーダー機能で打ち合わせを録音して、内容を要約してメモを作成する機能を試しています。
いまわかっていることは、録音中にネットワークが切れると、録音が中断されて無かったことになります。よって、ネットワークが安定した場所で使うのが大前提です。また、録音中はディスプレイが表示されたままで動き続けているので、バッテリの残量が乏しいときは避けたほうが良さそうです。
録音し終えた結果は、先でも触れたrabbit holeのjournalで確認できます。デバイスで録音しながら、逐次サーバにアップロードしているのか、録音停止の直後でもjournalで結果が確認できます。試したのは録音時間が15分程度のものですが、内容もすぐ要約されるようで録音直後に確認できました。その内容も、とんでもない結果ではなく、メモとしては十分な印象を持っています。
録音結果は、journalの検索で

英語を録音すると、日本語に翻訳して要約してくれるかもと期待して試してみました。結果はそう甘いものではなく、録音はされているものの、要約内容は日本語ですが見当違いの内容です。要約処理は、設定言語に依存していそうな感じです。
Zoomなどのサービスでは、会議内容を録画しつつ内容を要約する機能があります。しかし、これはサービスに依存します。rabbit r1であれば、サービスと切り離して使えるので、Webミーティングに関わりなく活用できそうです。
今週は、このあたりで、また来週。