本連載では第一線のPerlハッカーが回替わりで執筆していきます。今回のハッカーはhayajoさんで、
本稿のサンプルコードは、
Mojoliciousとは
MojoliciousはCatalystの作者であるSebastian Riedel氏によって作成されたPerl製のWebアプリケーションフレームワークです。
2008年のリリースから現在に至るまでこまめなリリースが続けられており、
Mojoliciousは主に次のような特徴を持っています。
プロトタイピングから大規模開発まで対応
Mojoliciousはコンポーネントごとにファイル、Mojolicious::Lite
というプロトタイピングや小規模開発向けの、
そのためアプリケーションの規模によって複数の異なるフレームワークを使い分ける必要がなく、
多数のデプロイをサポート
Mojoliciousアプリケーションは標準で組み込まれるWebサーバ機能のほかに、
そのため手元の開発環境やクラウド、
Perlの標準モジュールのみで実装
MojoliciousはPerlの標準モジュール以外に依存するモジュールはありません(注1)。外部モジュールをインストールする必要がないため、
また、
Welcome to the Mojolicuous!
それではさっそくMojoliciousを使ってWebアプリケーションを実行してみましょう。
Mojoliciousのインストール
MojoliciousはCPANモジュールとして提供されているので、cpanm
コマンドで簡単にインストールできます。
$ cpanm Mojolicious
インストールが完了するとmojo
コマンドが使用できます。mojo version
を実行してインストールされたMojoliciousのバージョンを確認してみましょう
$ mojo version CORE Perl (v5.20.2, linux) Mojolicious (6.11, Clinking Beer Mugs) OPTIONAL EV 4.0+ (n/a) IO::Socket::Socks 0.64+ (n/a) IO::Socket::SSL 1.94+ (n/a) Net::DNS::Native 0.15+ (n/a) This version is up to date, have fun!
アプリケーションの生成
続いてアプリケーションをmojo generate lite_
で生成しますmyapp.
ファイルが生成されます。
図2 アプリケーションを生成する
$ mkdir ~/mojo_welcome; cd ~/mojo_ welcome $ mojo generate lite_ app [exist] /home/ username/ mojo_ welcome [write] /home/ username/ mojo_ welcome/ myapp. pl [chmod] /home/ username/ mojo_ welcome/ myapp. pl 744
アプリケーションの実行
生成されたアプリケーションはいくつかの方法で実行できます。ここではMojoliciousに同梱されるmorboコマンドを使用してアプリケーションを実行してみます
図3 morboでアプリケーションを実行する
$ morbo myapp.pl Server available at http:// 127. 0.0. 1:3000 Ctrl-Cで終了
図3を実行後、http://
にアクセスしてしてください。画面に
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