上流工程を加速する! 要求定義・要件定義 55のルール

[表紙]上流工程を加速する! 要求定義・要件定義 55のルール

紙版発売

A5判/224ページ

定価2,068円(本体1,880円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3403-1

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この本の概要

ユーザーがシステムへ抱く要求を整理して集めたものが「要求定義」。要求定義の「実現したい」を「実現すべき」要求へと明確にするのが「要件定義」です。本書では一筋縄ではいかない「要求定義・要件定義」の絶対に押さえるべき約束事を「ルール」として55の項目にまとめました。要求定義・要件定義について未経験な若手SEや,今まさに要求定義にとりかかっているSEの皆さまにお勧めです。

こんな方におすすめ

  • 上流工程の経験が少ない20代~30代の若手エンジニア
  • 上流工程のハウツーを効率的に吸収したいエンジニア
  • 上流工程のイントロの知識を求めているプログラマ

著者の一言

SEや開発企業にとってもっとも困ることは「これは依頼したシステムではない」と依頼企業にクレームを言われることです。特に,システムの完成間際時に言われると,システムの完成の遅延や,システムの開発コストの増加といった問題が起きます。また,「完成したシステム」と「期待したシステム」が違うことは依頼企業にとっても一大事です。予定通りにシステムの運用を開始できず,大損害を被ることもあります。

本書では,55のルールを通じて,システム開発にとって非常に重要な要求定義と要件定義の目的や役割,具体的な記述方法や注意点を説明します。本書を通して,SEの方々が,要求定義と要件定義の重要性をより理解し,適切に作成することで,設計仕様書をはじめ,各種の仕様を変更することなく,期待されたシステムを完成できるノウハウを得ていただければ,何よりの喜びです。

著者プロフィール

秋本芳伸(あきもとよしのぶ)

1976年沖電気工業株式会社入社。ミニコンピュータ用のプログラム言語などの開発やパソコン,ワークステーションの基本ソフトウェアの研究開発などに従事。1987年マイクロソフト株式会社を経て,1992年にオープンインタフェース株式会社を共同で設立。

現在,1999年に設立した有限会社ワイツープロジェクトでシステム開発を行う傍ら,コンピュータ関連書籍の執筆も行っている。

主な著書には,『若手SEのためのシステムエンジニアという仕事の流れと役割』『若手SEのためのソフトウェアテストの常識』『オープンソースを理解する』(ディー・アート),『基礎から学ぶシステム仕様書』(日経BP社)など多数。


岡田泰子(おかだやすこ)

1992年よりIT企業でソフトウェアのユーザーインタフェースを担当する一方,マニュアル制作に携わる。1995年インターネットポータルサイト構築に参加。

現在,1999年に設立した有限会社ワイツープロジェクトに従事する傍ら,コンピュータ関連書籍の執筆も行っている。

主な著書,訳書には,『基本から理解したい人のためのルーティング入門』(ディー・アート),『ペルソナ戦略―マーケティング,製品開発,デザインを顧客志向にする』(ダイヤモンド社),『90分で学べるRFPの作り方』(日経BP社)など多数。