知りたい!サイエンスシリーズ痛みと鎮痛の基礎知識[上]基礎編
―脳は身体の警告信号をどう発信するのか

[表紙]痛みと鎮痛の基礎知識[上]基礎編―脳は身体の警告信号をどう発信するのか

紙版発売

四六判/256ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4157-2

ただいま弊社在庫はございません。

本書の新版が発行されています。

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

痛みとは,からだの異常を感知する感覚です。単なる感覚ではなく,不快な情動を伴うことによって,警告信号を発信する重要な役割を果します。しかし,からだの異常がないのに,慢性的に続くやっかいな痛みもあります。痛みを抑える治療は古代から試みられ,発展してきました。また,神経科学や分子生物学などの発展により痛みそのものの研究もすすみ,多くのことがわかってきました。本書(上巻)では,痛みの概念にはじまり,痛みに関する研究の歴史,痛みと痛みの抑制のメカニズムを詳しくみていきます。

こんな方におすすめ

  • 痛み,鎮痛のメカニズムを知りたい方
  • 痛みの研究やその歴史,治療に関心のある方
  • 生理学に関心のある方

著者プロフィール

小山なつ(こやまなつ)

奈良女子大学から奈良女子大学大学院(修士課程)時代,動物生態学,とくにトビケラ(水生昆虫)の生態,分類および行動について学ぶ。その後,滋賀医科大学生理学講座の故・横田敏勝教授の下で,痛みと鎮痛の生理学について学び,現在に至る。本書はウェブページ「痛みと鎮痛の基礎知識」を土台にして執筆したものである。

痛みと鎮痛の基礎知識