江戸でバイトやってみた。
―古地図で歩く大江戸八百八町萬職業図鑑
2023年12月9日紙版発売
2023年12月9日電子版発売
櫻庭由紀子 著,くろしまあきら 絵
A5判/224ページ
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-297-13941-4
書籍の概要
この本の概要
令和の少女・七緒が,ひょんなことから江戸の街にタイムスリップ。身を寄せるのは,江戸のハローワーク・口入れ屋。日本橋からはじまる女子高生のバイト生活。170年を超えるタイムラグに戸惑いながらも,七緒とお江戸の人々が繰り広げる「大江戸タイムスリップバイト物語」。さまざまなバイトに駆り出されるも,人情味あふれる人々にかこまれて,お江戸の生活にすっかり馴染んでしまう七緒。しかし,元いた令和の生活も気になるところ。お江戸と令和が交わるなかで,七緒の心にも変化が見え始める。
◆◆◆◆◆◆
物語に登場するさまざまな職業・名所は,画像を交えながらわかりやすく解説しました。なので,
- 「この職業って,こんなコトやっていたんだ」
- 「この仕事には,このような意味合いがあったのか!?」
- 「この場所って,これのことだったのか!」
といった具合に,七緒の活躍を楽しみながら,お江戸の職業や日常生活の理解も深まります。ラノベと図鑑が融合する新感覚時代劇『江戸でバイトやってみた。』ぜひ一度手にとってみてください。
こんな方におすすめ
- お江戸の庶民生活に興味ある方
- 古地図好きな方
- まち歩きがお好きな方
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
発端 令和の女子高生・七緒 嘉永年間の江戸へタイムスリップ
第1章 日本橋北・内神田
- 口入屋
- 地本問屋
- 地傘屋
- 日本橋北・内神田界隈の職業案内
- 日本橋北・内神田界隈を歩く。
第2章 浅草・下谷
- 箱屋・箱丁
- 小間物屋
- 舟宿・船頭
- 浅草・下谷界隈の職業案内
- 浅草・下谷界隈を歩く。
第3章 本所深川
- 左官
- 茶漬け屋
- 噺家・講釈師
- 本所深川界隈の職業案内
- 本所深川界隈を歩く。
第4章 内藤新宿・四谷・赤坂
- 腰元
- 茶屋娘
- 内藤新宿・四谷・赤坂界隈の職業案内
- 内藤新宿・四谷・赤坂界隈を歩く。
第5章 芝・三田・高輪・芝口
- 医者
- 道具屋・骨董屋
- 芝・三田・高輪・芝口界隈を歩く。
第6章 巣鴨・板橋
- 旅籠屋
- 芝・三田・高輪・芝口界隈および巣鴨・板橋界隈の職業案内
- 巣鴨・板橋界隈を歩く。
第7章 京橋・築地・霊岸島
- 錺職
- 問屋
- 京橋・築地・霊岸島界隈の職業案内
- 京橋・築地・霊岸島界隈を歩く。
終局 嘉永から令和へ 信房と直之
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