エンジニアマインド Vol.6

[表紙]エンジニアマインド Vol.6

2007年9月14日発売
B5判/216ページ
定価1659円(本体1580円)
ISBN 978-4-7741-3196-2

特集1
ITという非合理との戦い
開発者2.0

開発会社に来る依頼にはさまざまあると思いますが,それらすべてのニーズをIT化で満たすことはできるのでしょうか? IT化は効率化をもたらし利益を高める万能ツールと思われる時代が長く続きましたが,最近では行きすぎたIT化が業務を画一化させてしまい,ルールの柔軟な運用を妨げてしまうケースもあると聞きます。本特集ではIT化一辺倒ではない新しいエンジニアのスタイル「開発者2.0」をストーリー形式で提案します。

特集2
続・ソフトウェア経済学
ソフトウェア価値評価のセオリー&プラクティス

本誌前号の特集「ソフトウェアの価値はどこにある─ソフトウェア経済学」では,ソフトウェア経済学の全体像を明らかにするために,ゲーム理論の適用,実行可能知識としてのソフトウェア,アジャイル・ソフトウェアセルの導入例など,ソフトウェア経済学を取り巻く幅広いアプローチをご紹介しました。今回の特集ではソフトウェア経済学のコアな部分である,価値(value),価格(price),費用(cost)に絞って,少し突っ込んだ内容でお話を進めます。やや専門的な部分もありますが,きっとソフトウェア業界の未来に役立つ内容になっているはずです。ぜひソフトウェア経済学の真髄に触れてみてください。

特別企画1
プロジェクト成功のカギはステークホルダーにあった!

プロジェクトには必ず「ステークホルダー」と呼ばれるキーマンが存在します。「ステークホルダーを制することがプロジェクトを成功に導く」とさえ言われます。しかし,アウトソーシングや二次請けなどの影響でその存在は明確になっていないことが多いようです。本企画では,ステークホルダーの存在を確認し,彼らを「うまく」利用してプロジェクト成功への足がかりとするために,ステークホルダーを見極める方法や自身がステークホルダーになったときの対応などについて解説します。

特別企画2
起業か転職か… SE,30歳の決断

IT界は他の職種に比べて,転職,または独立起業する率の高い業界です。確固たる技術力を持っていれば仕事に事欠かないからでしょう。そのため,転職可能な年齢と言われる30歳前後をむかえると,今の会社にこのままい続けていいものなのかと一度は悩むそうです。
実際,この年齢で起業したり,転職したりするケースが最も多いと言われています。しかし,転職したから,あるいは独立したからといって,必ずしも成功するとは限りません。その成否の鍵はどこにあるのでしょう。
特別企画2では,実際に30歳をむかえて会社を起こした人,キャリアを活かして転職に成功した人に,失敗しないためにはどうすべきかを,自身の例をもとに語っていただきます。 今,まさに岐路に立っているSEの方,必見です。